マタハラのない会社に

村上眞知子

2013年09月03日 16:23

7月、8月と、すっかり夏休み体制に入ってしまった私のブログ。
いつも楽しみにしてくださっている皆さまには申し訳ありませんでした。

十分夏休みをとったからでしょうか、「やっぱり発信していかなくては!」
そんな思いがフツフツと湧きあがってきています。

書きたい素材は、いっぱい。
きょうから再スタートです! 

最近、「マタハラ」が、よくTVや新聞で取り上げられています。

「マタハラ」とはマタニティー・ハラスメントの略で、連合(日本労働組合総連合会)は、
「働く女性が妊娠、出産を理由に解雇、雇い止めされることや
職場で受ける精神的、肉体的なハラスメント(嫌がらせ)」と定義しています。

連合が2013年5月におこなった「マタニティ・ハラスメントに関する意識調査」の結果、
25.6%、つまり4人に1人がマタハラを経験しているというのです。
これは連合が12年に行った調査での「セクハラされた経験」(17.0%)を大きく上回わります。

労働経済ジャーナリスト小林美希さんの試算によると、
妊娠中の環境が良ければ流産を避けられる人が
少なくとも毎年2万人以上いるのだそう。

女性が安心して妊娠、出産し、仕事を続けたり、子育て後に再開したりできる社会にしていかないと、
「少子化」はますます進み、取り返しがつかなくなってしまいます。


サンシャインに通われているマタニティの生徒さんに会社の実態を尋ねてみました。

Fさんは、妊娠したことを上司に報告したら、
目をまん丸くして喜んでくださったのだそうです。

「上司がおじいちゃんみたいに見えました。
父親よりリアクションが大きくって」
と、笑いながら話してくれました。

Fさんが、産休・育休の間、アルバイトを雇うからという提案も
してくれたそう。

残念ながら妊娠初期で流産という事態になったN さんは、
社長に報告したら涙を浮かべられたのだそうです。

「自分でさえ泣かなかったのに」とN さん。

たまたま私も面識がある社長さんですが、ほろっとしますね。


生徒さんたちは、こんな良い会社で仕事ができて良かったなと思いますが、
こんな会社が当たり前、という社会にしていかないといけませんね。



子どもは、みんなの宝物。
みんなで守り、育てていきましょう!













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